*・*・* 初音ミク
桜が空に 広がる坂道
木綿のシャツのボタン 風がひとつ外していった
古い本の匂い あくびをする猫
ぼんやり 心には
誰かの声 聞こえてる
まだ僕はひとりきりで
まだ空を見上げている
何かを思い出すまで
今 響くチャイムの音
今 響くチャイムの音
虹が消えた彼方
君の名前が
季節の扉になる
季節の扉になる
アパートの階段で
空けた缶ビル
戻ってきた手紙は
紙飛行機に
いつかこの街を出て行くその朝
どれだけありふれたさよならを残してく
何故僕は切ないまま
何故僕は寂しいまま
明日を追いかけている
ただもっと遠い場所が
ただもっと好きなものが
思いつくような気がして
仕方がない
うまくいかないことたくさんあるけど
ため息つくたびに
この坂道歩いてた
まだ僕はひとりきりで
まだ空を見上げている
誰かを思い出すまで
あの錆びついたブランコ
あのパン工場の跡
夢のかけらが
季節の
扉になる
何度も合わない
単純な宣伝
召出を