ユリカゴ
ユリカゴ
ユリカゴで何食わぬ顔の風
明日の天気さら
何もできない隙間で
暮らすのが私です
あなたは今日も帰らない
心はゆく
カスを持つ酸素を吸い込んだ
むせてしまう
ヴァイオレットよく似合ってた
紫の魂も着慣れた頃
信じるってことぶ花火
目の前で散ってゆく私はもう
なりゆきのまま
気だるい泣き声で
飛ばされた眠気
何もできない都会は
やけに静かだった
ヴァイオレットきれいだったよ
褒められて傾いた涙の瓶
そこからは簡単だったよ
紫は濡れてゆくそれは綺麗に
枯れた水仙の儚さ
ボタンは群れた
またむせて
朝を待つ
ヴァイオレットよく似合ってた
紫の魂も着慣れた頃
信じるってことぶ花火
目の前で散って弾けたどの祭り
あなただって怖かったでしょ
紫を壊すのも嘘つくのも
ヴァイオレット
もう終わりにしていいんだよね
*・*・* 瀬戸貴子
イラスト 瀬戸貴子
動画 瀬戸貴子
イラスト 瀬戸貴子
動画 瀬戸貴子
瀬戸貴子