回り道に咲いてた花に自分が名前を付け
静寂の森にしまっておく
記憶に挟む潮にとして
賑わいに満ちた未来だなんて
見眩えないけれどそれでもいい
馴染めない自分を愛せない自分を
丸ごと包んだこの心は
それぞれの
命として生まれた理由
自分で自分を抱きしめることができなくて
巡り会ったのかも
響か
せてその孤独を
涙は音にならぬまま
風は見えぬまま
むやむやに犠牲な全てを歌うから
握りすぎず取り繕うこの目を
喰らって深まる闇
その闇にだけ響き渡る
蛍の鳴き声がある
ざらついた風に吹き消されてった
いくつもの前向きさを記憶している
しゃがみながらも自分の体を
何度も奮い立たせ歌った
人がいそうの夢がいそう
終わらない
世界がいい
空の向こうには宇宙がある
もっと遠くまで
君が君
らしくこの歌を歌えるように
土砂降りの運命が僕らを飲み込もうとしたって
もう歌う君と鳴らすまで終わらせはしないまま