可愛い凧がらしそよそよと可愛い凧の葉はひらひらと今見える火を持ちながら 時を数え歩くつつる言の葉に彩られ 赤く色めき刹那に踊る紅葉一枚手のひらに滑り 語るわ焼けた故郷に別れを告げて この葉の手にひとり走り去るまだ見ぬ未来への不安など 感じる人ならどうにもせず乾いた木の葉はひらひらと乾いた木枯らしそよそよと繋いだ手と手を離さずに時を数えかける甘えく人の命背負いその小さき手で何を紡ぐほんのかすかなほころびに しぬるこの背で信ずる道をただひたすらに 歩むお前のささやかならん紅の剣を携えて この耳このハート吹かれて行こう亀葉共に道連れに駆け抜けるこの葉と使い子枯らし擦れさざめくこの葉と共に照る一陣の風と共に留まることなくひたら走る可愛いな歌と使い子枯らし