てぃんさぐぬの花や 爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や 肝(ちむ)に染(す)みり
天(てぃん)ぬ群星(むりぶし)や 読(ゆ)みば読(ゆ)まりしが
親(うや)のゆし事(ぐとぅ)や 読(ゆ)みやならん
夜走(ゆるは)らす船(ふに)や 子(に)ぬ方星(ふあぶし)見当(みあ)てぃ
我(わ)ん生(な)ちぇる親(うや)や 我(わ)んどぅ見当(みあ)てぃ
宝玉(たからだま)やてぃん 磨(みが)かにば錆(さび)す
朝夕肝磨(あさゆちむみが)ち 浮世渡(うちゆわた)ら
誠(まくとぅ)する人や 後(あとぅ)や何時(いち)迄(までぃ)ん
思事(うむくとぅ)ん叶(かな)てぃ 千代(ちゆ)ぬ栄(さか)い
なしば何事(なんぐとぅ)ん なゆる事(くとぅ)やしが
なさぬ故(ゆい)からどぅ ならぬ定(さだ)み
なさぬ故(ゆい)からどぅ ならぬ定(さだ)み