夜 火花が空に溶けていくような 淡い空気越し 君を見ていた
ただ 周りだけがぼやけていて 君だけなんだ
君だけが僕の頂上にいるみたいだ
ああ このまま このまま二人でいたいね
なんて言えなくて
何も変わらない距離が愛と違って
でもただ 知れなくって 君に 想いをはせてしまいそうで
君が僕に目を向けて笑っている
ああ ねえ 待ってくれ 目が覚めるみたいだ
これは全部夢だ
まだ僕は青が欲しかった
そう 思い出みたいな
揺るがないものが ただ もう青は過ぎていて
僕にはなかった 青春ゾンビのように青に取り付いた
なあ 青が欲しい 青が欲しいから青だけ描いた
君をそれに溶かして
僕が描いた君が愛おしくって
ただ それが虚しくって
描いたあとの絶望感だけで
みんな僕に手を向けて笑っている
ああ もうどうでもいいや
何も見たくないな
もう眠りにつこう
何もない僕の思い出に ただ君だけを映して
まだ君だけを残して ずっと
ずっと変わらない距離が愛おしくって
でも少し楽しくって
こんな君といっぱいに
もう少し楽しくって
こんな君と一緒にいられたら
ほんの少しばかり二人だけで
美しい噂になろうよ
一瞬だけでいい
何も変わらない距離が愛おしくって
でもただ伝えたくって
言葉を用意してきたんだ
君が僕に目を向けて笑っている
なあ またそうなのか
目が覚めるみたいだ
これも全部夢だ
淡く遠く君は
夏がすぐと消える
何もない僕の思い出は
君との夏だけが残った
ただあの夢を描いてる
まだ夏の匂いがする
