* * *****今日を色に例えるならばそれは何色になるだろう白い画用紙目の前にして辺りを見渡してみる古い美術室外の空絵を覗き込んでくる君放課後のいつものざわめきそれは何色になるだろう君は隣で邪魔ばかりするだからほっぺた詰めて変な顔にしてやった水彩画君と居るこんな日常を僕なりのタッチで筆を動かして行く君と言う色がこの日常を染めた僕と違う色それが君だった僕を変えた僕と違う色僕を変えた僕を変えた一つ色が足りないだけでこの世界は完成しない薄めたり足したりするけど薄めたり足したりするけどどんどんと離れてゆくどんどんと離れてゆくその調子はずれの口笛もその調子はずれの口笛もちょっと切りすぎた前髪も全部揃ってこの日常が作られていると思うんだブラバの音が外から聞こえてくる外から聞こえてくるなぜだろう心地よくて水彩がこの世界で本当に良かった一言で何色と言える世界じゃないけどどんな出来事も僕らが出会うには必要なことで無駄なことは一つもないわかるかいだいたいは空は青いと勝手に決めつけて黒板は黒いと決めつけてかかるけど僕たちは互いの色を決めつけないでだいたいは空は青いと勝手に決めつけてかかるけど僕は君の君は僕色を探すんだ水彩が君といるこんな日常僕なりのタッチで筆を動かしてゆく中心はいつだってありのままありのままの君たくさん泣いたりたくさん笑ったりありのままの君君今日を色に例えるならばそれは何色になるだろう目を凝らして見つけよういらないものは一つもない