Ah
寂しささえ抱きしめるような
きらめく大通り ねえ 白い吐息
寄せ合って歩いた
あの日と変わらぬ道よ
雪の華舞う東京 君と逢えた 夢のような街さ
路地裏のキスも ずっと覚めないまま
ああ
どうしようもなくこみ上げてく 記憶がほどけない笑顔が
ああ
答えはもうわかってるのに 頬
を撫でてく雪はそう
Like snow because
触れられない幻
ねえ
見えるものを欲しがったって いつか誰もが消えてくのに
ああ 君がくれた半透明度のマフラー 愛しさが消せないね
あといくつ大事なものを 通り過ぎればいい
さりげない想いが降り積もってゆくよ
ああ
そっと街
へ埋もれてゆく 弱さも言えなかった後悔も
ああ
優しさで
隠せないで 愛は黙って溶けても
永遠はそう
消えた後も残るよ
ああ
今
溶け出してく 記憶が抱きしめた熱が
ああ
せめて今
君を照らせ 祈りよ
真っ白な夜よ
ああ どうしようもなくこみ上げてく
今は悲しい歌でも
Like snow because
君と生きた証よ
口ずさ
む
白く浮かぶ温もり