残酷な運命が牙を抜き出して僕らを待ち構えていても
この道は譲れないよ
まだ足りない こんなもんじゃない 届かないの
やだ 抜き身になれ 狐ひとつに背中をあげて
美しい世界を 君の涙を守りたい
来命が時を告げる 僕らは空に放たれて
花は瓶に降り注ぐ 白金の刃に変わる
尖らせろ 奇跡を
欲しがって 欲張って 未来の胸から掴んで
ねじ伏せろよ 望むからこそ 泣き喚くんだ
一番強い風吹く丘を探し出す
時
すます金色に
銀色に溶かるまで
運命の隙間にねじ込んで
切り開いて
くまった夜を
断ち切って