お風呂上がりに 夜空見上げて
濡れた髪を拭く 一人帰って 来た故郷に 秋風吹いて
台所から響く水音 懐かしいカレーの匂い
澄ませて来たと 言っても 聞かず母の 背中が ジャガイモを刻む
生まれた家は 座る場所さえ 十二の時の そのまんま
生まれた家は
星空の下 灯り灯して ライスカレー
畳に座れば 母が差し出す
コップの水と銀のさじ ジャガイモだらけの
ライスカレー 子供の頃に
帰りが遅いと 父に叱られ 部屋の隅に 泣いても食べた
私が
すぐに泣き止むように 母は あの日と同じ笑顔
生まれた家は 座る場所さえ 十二の時の そのまんま
生まれた家は
星空の下
座る場所さえ ジャガイモだらけの
星空の下 灯り灯して ライスカレー
*・*・* 初音ミク
なる私なのに 枯れ食べる横顔
七十八の母が見つめる微笑みながら
今夜は二人で 枕並べて
眠ろう 同じ闇を見て
歳をとるのも 悪くはないね
照れずに見えます 長生きしろよ
生まれた家は 時が止まって
十二の時の そのまんま
生まれた家は 星空の下
明かり消しても 枯れの匂い
天の川から 星が流れる
音が聞こえる 秋の夜
歌詞・*・* 初音ミク