声は出さないでやりきれなさに沈黙で叫んだ言葉なんてここじゃ全く役に立たないことはわかってんだろう何を口にしても味がしないなまるで粘土細工のようだった夜の塊を見回されてハマる水玉に泣き出して女の子が言ったどうしてこんなに悲しいの舌を向いたままで答えた君も救いられるよ朝が明かる最高円でシースも誰かの心が回転しそうだ涙目でキラキラバリ照らすすす明かり淡い淡い闇の中へ泳いでいくからずっとおいで固く繋いだ手はそっと離さないでねえまだいるかい長い長い道の端をつま先で歩く筒はいらない最後の時までその目を離さないでねえまだいるかい全部忘れて迷いの寒さ急ぐで嘆いた幸せだけ繰り返して虚しくなることは分かってたけど夢を口にしても味気ないなまるで泥人形のようだった昨日の日だまりすいとがられて気づくわれたまに逃げ出した男の子が言ったどうしてこんなに苦しいの?目を見つめたままで答えたきっと誰か求めてる賑やかな寂しい草原で一層したたかに過ぎゆく人生みたいだった手を伸ばす約束浮かんでいた水花火ゆるいゆるい風の中も流れてゆくから幼い日に交わした約束はずっと忘れないでいてよもういいかい?長い長い暮らしの中指先で探す愛に愛に最後の夜ならちゃんと聞かせて本当のことはもういいか崩れ落ちていく崩れ落ちていくいつか見た景色結ばせていく流れ落ちていく流れ落ちていく涙の行方を君は見たのか早く早く早く消えてしまえどうせもうまともじゃいられないんだから黙ったままで帰りを待たせて淡い淡い闇の中へ泳いでいくからずっと俺は固く繋いだ手はずっと離さないでねえまだいるかい長い長い道の星を爪先で歩く筒はいらない最後の時までその目を離さないでねえまだいるかい