ああ
長い夜はあなたのことばっかり考えて時を過ごす
ああ 近づいた夏の気配
歌うその声で触れて欲しい
ああ 目眩がするその仕草も
言葉選びすら理解できず
ああ 瞬きのような毎日が
無情にも過ぎていく
熱を持つ呼吸はるたかび譲れ
全て何がなくなっていく
雲隠れする水色
言葉で片付くものなんて
一つもいらないと思う
ただ一人が染み付いて
寂しさの感動も忘れてく
最低な夜は切り裂いて
この夢が覚める前に
ああ
覚えのある愛の言葉
偽物なあなたによく似合う
ああ 黄昏が街を包む
風穴の開いた心だ
ありやまない理想をかけた虚像を譲られ全て何がなくなっていく
うつつないなら灰色言葉で片付くものなんて一つもいらないと思う
ガンガンと幕を積んだ板迷えるこの雷火も泣いている
最低な夜は出し抜いて遠い朝へ逃げるために
ただ一人が染み付いて寂しさの感動も忘れてく
最低な夜は切り裂いてこの夢が覚める前に
この歌が終わる前に