誰ひとり
知らない
秘密のあの森へ
あなただけを
連れて行こう
干からびて見える
絶対の茂み
あなたの心のように
日差しを遮るほどの深くて濃い植生は
下草が生きること許さない
地上から消えて
無くなる前に
ラトソース植えて
消去を避けるように
孤独が迫ってスコールに流され
この手がいつか離れても
どこからともなく響く
真実を尽くして
手纏う鳥のように
戦いに散る命よ茂みに絡めとられて眠れ
夜がやってくる
ひとり知らない
秘密のあの森へあなただけを連れて行こう