あなたがいないとわかっているのに
私の心はあなたを探すの
ここに触れた手を
投げ出した足を
眠る間なじりを
名前呼ぶ声は
ああ
優しいおきてがみ
残してゆく
あなたという影 あなたという痛み
こうして
取り出し 抱きしめ 眠らせ
少しずつ胸が 静かになるたび
空き部屋が
増える
光は 優しく
優しい おきてがみ
また見つける
どう
してこんな
にも
構えされなければならない
そうなりしか
ないの
そうなりしかないの
知るすれはない
あなたが
いないと
わかっているのに
私の心はあなたを探すの
この椅子に座り この窓を見上げ
このドアの前で 振り向
いた笑顔
優しいおきて
がみ残してゆく
浮いてゆく
愛は
愛しか
見
つけられない