薄く
灯る街とバスが出て行くのを見送る
風に
吹かれ立ちすくむ
君の髪の毛が揺れている
街の
音は消えて行く
車が通り過ぎる音だけ
空見て空が割れて雨が降り出す
駅から駆けつけた
汗だくの僕を君が見てる
傘が
一本しかない
大丈夫
僕は濡れて行くよ
埃から音がする待っている人の靴音だけ
ほら見て空が割れて
雨が降り出す
でもね
君がいてどうでもよくなったんだ
僕が君を守るたとえ雨が降ろうとも
街の音は消えて行く
車が通り過ぎる音だけ
ほら見て空が割れて
雨が降り出す