目覚めないままに朝は運ばれ
鉛の
上を歩く旅人
なぜに私だけいつもそればかり呟いて
誰かほら
誰かほら 攫ってよ
誘いの香りに解けてゆく
首筋を撫でた甘い吐息
なぜにあなただけいつも
全てに縛られずに
その腕で その声で
包んでよ
目を閉じれば聞こえる雨色の水の音
溶けた幻
私は愛に羽ばたく
喜びがどこまでも満ちてゆく甘い熱
優しく落ちて罪の香るその淵へ逆らえずに
横と三つのる恋の熱狂
今にも体から溢れそう
遠く過去に響いた
青き春の亡霊
早く来て
逢いに来て
奪ってよ
さ
あど
こへ あなたの求める楽園はまだ
まだ私の中に隠してある
目を閉じれば聞こえる雨色の水の
音溶けた幻
私は愛に羽ばたく
喜びがどこまでも満ちてゆく甘い熱
優しく落ちて罪の香るその淵へ逆らえずに