例えば僕がドクター
あなたの恋治すドクター
だったとして
簡単に治せないな
だってあなた治っちゃえば
会いに来てくれないでしょう
突き止めたいの
その鼓動を急かすのが誰なのか
僕に聞かせてよ
今だけこの聴診器が
イヤフォンになる
もっと聞きたい
あなたの心の奥のメロディ
欲張りが目を出し僕に牙を剥いたそれでも構わない
ああもっと触れたいあなたの体の
隅まで全てに
カルテに書き込んだあなたは今恋愛中せめて僕に出会ってをさせて
思えば僕はドクターいつの間にか忘れていた僕の方が忘れていた
飲み込めないのこの鼓動落ち着かせる薬さえ
うっとうしいの今だけこの神殿が
楽譜になる
もっと奏でたいあなたの心の奥のメロディ
踏み出しに戻ってこの恋の高っぽ何度だって繰り返すよ
ああ
もっと見たいあなたの脈打つ心の揺らぎの理由
カルテに書き込めない僕は今片思い中せめて僕に出会ってをさせて
いけない僕は
あなたに言うのだろう
もう少し変えて様子を
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