酸っぱい果実に誘われたのほら君の目がもう揺らいでるあの8月に奪われたの君と僕の思い出やるせない この気持ちと夏に置いてかれた僕 君もさ同じ気持ちなのかな凛としい美しく切ない君の体はさどこか果実の匂いがしたの儚い空気が僕を押し寄せ今に耐えれず君を探したあるはずもない足跡を辿る先で僕は崖の下から酸っぱい果実に誘われたのほら僕の目に狂いはなくてあの8月に奪われたの君と僕の思い出眩い氷が溶けた狭間で君の姿も曖昧になる今からそこに僕が行くから涙を拭いて待っててね君はさわざとらしい笑顔をする人だね その顔瞳が僕をえぐるのあの日の街路樹キスを交わした辛さと共に涙した君零れる記憶触れた愛すらも君のもとへ運ぶから酸っぱい果実に誘われたのほら君の目に狂いはなくて僕を優しく包み込むから迷いなんてなかったよ眩い氷が溶けた狭間で僕の姿が君と重なるふいに現れ君を抱き寄せたらなんていうのかな消えないけど消えない君めくりめぐる過去の話手のひらから零れ落ちる匂いだけが脳を巡る見えないけど消えない日に巡り巡る過去の話手のひらから零れ落ちる匂いだけが脳を巡るでもちぶさたの唾液が酸っぱい匂いの先に君はうずくまりつつ僕を誘うように僕をえぐり捕まえたのまだ生きてるかのようにすぐそこに見えたよほらそのまま僕の手を取り引き寄せてくれ久しぶりだねもう二度と会えないと思ったよごめんね酸っぱい果実に誘われたのほら僕たちはもう揺らいでる空に舞いながら頭をめぐる君と僕の思い出見えないけど消えない君めくりめぐる心晴らした海だから溢れ落ちる匂いだけが泡をめぐる見えないけど 消えない君めくりめくる 過去の花してのびらから 落ちるように瞳の中 君を愛すよ