なんでもないと口
をつぐんだ
本当はちょっと足を止めたくて
だけども君は早足ですっと前を行くから
僕はそれを見つめてる
最終便 君は乗る 僕を置いてって
走り出す ゆっくりと 地面がずれていく
泣いちゃダメ 泣いちゃダメ
でも本当は言いたいよ
行かないで
遠くへと 消えていく
僕を置いてって
もうずいぶん 見えないよ
夜が崩れていく
泣いちゃダメ 泣いちゃダメ
でも本当は言いたいよ
行かないで
トゥ
トゥトゥ
トゥトゥトゥ...
祭りも終わればいつもと同じ
変わらぬ夜が来るんだと知った知った
だけども君はいつもよりずっと色っぽく見えて
僕はそれを見つめてる
時間だけが過ぎていく僕を連れてって
帰り道暗いけれど一人で大丈夫かな
街灯に照らされて影ができている
ひとりぼっちさ
遠くへと消えていく
僕を置いてって
完全にまた今度
夜が滲んでいく
泣いちゃダメ 泣いちゃダメ
でも本当は言いたいよ
行かないで
泣いちゃダメ 泣いちゃダメ
でも本当は言いたいよ
行かないで