遮
るものはもう何もないの
僕らは始まっている
甘すぎる果実の罠
手を伸ばせば引き返せない その蜜の味
乱暴に恋に落ちた 君の隣に
誰がいても そんなの関係なかった
君だって 共犯だって分かってるんだろう
目と目が合ったあの瞬間に
理解したはずだ
遮
るものは
何もないの
僕らの間にはただ 常識とかつまらない理性があるだけだ
あの頃は明日のことなど 見えやしないけど
溢れそうになる想いに
逆らえない
上辺だけ飾ったような
綺麗事じゃない
瞳も
囁く その声さえも
今すぐ
君の言葉って連れ去って行くよ
嫌なんだ これ以上君が誰かに
笑顔見せるのが
遮るものは何もないの
僕らの間にはただ
臆病さえ煩わしい
過去があるだけだ あの頃は明日のことなど どうでもいいよ
遮るものはもう全て消えて
僕らの間にはあと数センチの もどかしい距離がある
だけだ
あの頃は明日のことなど 見えやしないけど
溢れ出したこの想いは
止められない