あの頃は
二人とも なぜかしら
世間には拗ねたような
暮らし方 恋の小さなパートで
はっ
あの頃は二人とも なぜかしら
若さなど無駄にして 暮らしてた
恋の体を寄せ合って
好
きだったけど愛してるとか
決して決して言わないで
都会の隅でその日暮らしも それはそれでよかったの
あの頃は
二人とも 他人など
信じない自分たちだけだった
あとはどうでも構わない
あの頃は二人とも 先のこと考える暇なんてなかったし
愛も大事にしなかった
好きだったけど愛してるとか
決して決して言わないで
都会の隅でその日暮らしも それはそれでよかったの
あの頃は二人とも 雨の日は
雨に濡れ
今よりもさりげなく 恋と自由に生きていた