遠くから見たら一つだった
近づいてみたら二つだった
今日もそうやって期待外れだった
夜雨は見えないから傘もいらない
つまりここは君がいる街になってしまった
君に会えないなら全部いらない
あと書き先に読むなんて変なの?
と思ったければなかったよ
言ってはれたくないな
盛り付けるほど甘くもないし
突き放すほど痛くもないし
満ち足りてないよ何思うの?
指先が冷たいよガラスの向こうの
パペラと書い違いもう一つになれない三十度のバスタブに詰まって描く君のいない世界
そうしたら追いつけない光景会いたいわ後
回しいつでもいいからせっつまで繋ぐからさ
不在の足りない時計
不甲斐ない恨みくわけ
君は魔法だった
信じてよ
魔法を砕かうより信じる方がほとんど難しい
二人でね違えたかった
もう一人でも生きてゆけるよ
もし僕で呼んでくれてもらおう
元通りにあらない夜をくれよ
どうさせるあの痛みを残してって
会いたいだけでもそれも叶わないなら
永遠に二つのままなんだろう
思い出も一つ生まれた散々逃げたイントロに戻って
何故か君を見た世界間違えたのに気づかぬ構成
会いたいわ後回しいつでもいいからせっつまで繋ぐから
気づいてしまった君の存在が酸素を控えてありえなくなって
描く君のいない世界もう一回周回する構成
会いたいで引きしてた
いつかの春に覚えたのはその星座だった