君に染まるキャンディ
めくるページの中重ねて
二人ひとつに奏でてみたい
台本通りの青春じゃ青春とは呼べなくて
僕の理想は少し違ってたけど
君がいることで甘く溶け出した風景
制服の下秘密の眼差し
誰にも見せない優しいフレーバー
好きという名のこと
めくるハートの奥
水玉もやわした涙にくるまれ
魔法解けてしまう
今はだけどもうゼロには戻せない君がくれたのきらめく世界
チャイムが鳴り響く教室抜け出す午前9時
通りに逃げ込む図書室の裏で
ここにあるキャンディは限りがあるから
より輝きが増せるくらい
俺に揺れてる二人の影だけ
重なり合えばでも時は0.1秒ですら
残酷に過ぎ待ってくれない
小さく好きって書いた包み紙両端をぎゅっと開いて
ネットに入れたの君に届けたおまじない
最後の1ページ
いつかは訪れる永遠じゃない場所
後悔したくないから溶けて消える前に
君と僕がいたその証を刻んでいたい甘くて苦い気持ち何度も噛み締めたシンデレラストーリーなんかじゃなくても
あの子と僕を変えてくれた
君がくれたの揺れるカーブ
