作詞・*・編曲 山下達郎 歌唱 山下達郎 ねぇ 美しいと思っていた 僕なりの今日だって あなたにしてみりゃ 理由のない空が青い日です あなたが笑えば 笑うほど 痛む場所がある 忘れたくない 忘れたい 痛みは自分のもの 煙をパッパッパッパッパ クラクラになって乱って 眠れずにラッタッタッタッタ 夢見ることが怖かっただけ 脱ぎ捨ててさあさあさあさあさあ 心臓はドットドットドット 愛されたいよ 遠くのあなた 指先のムード 刹那が記憶を溶かしてく 顔は見えないまま 波間を泳いだら 夜の帳が降りてゆく 光が闇を染めてゆく ああ ぽろぽろでも 縋っていた 僕なりの明日だって あなたにしてみりゃ タイのない むしろ予定通り 目には映らない 名前すらない 色艶に触れた 戻りたくない 戻りたい 水面に浮かんだ花 くびりとラッパッパッパッパ ベロベロになって乱って ぽろぽろと泣いていたっけ 本当は心満たされたくて また煙よバッパッパッパッパ クラクラになって痛くて 愛していたいよ 遠くのあなた 指先のぬんと 押し殺す音が溶けてゆく 顔は見せないまま 涙を拭うんだら 静かに波が引いてゆく 肌の香りが流れてく 重なる手のぬくもり 重ねた日々のあなた 潤に溺れてくすぐる髪と踊る 分け合うのは繋がり 優しい言葉は偽り 別々に戻る前に 刹那が記憶を溶かしてく 潜めた吐息が溶かしてく 夜の青さが切り刻まれる 今だけ今だけ今だけ 遠くのあなた 指先のぬんと 刹那が記憶を溶かしてく 顔は見えないまま 波間を泳いだら 夜の帳が降りてゆく 青い海を抱きしめるみたいに 夜の帳が降りてゆく 光が闇を染めてゆく