*・*・* 初音ミク
過ぎ去った雨の残り顔
味わってしまった僕らは戻れない
風の吹く方へ歩いていく
僕だけだよ
始まった時を思い出す
失った夢の続きを見てみたい
立ち止まることは許されない
僕らに
明日は来ない
花束のように心を縛って
優しくなれた気がしている
ただ枯らした意味を
吊るした日々を求めてしまった
忘れてしまったあの日のこと
横切った猫の
横切った猫の
行き先を
間違ってしまった僕らは辿れない
季節に従って色を変える街並み
触れ合った肌の温もりを
塞がった傷で確かめ合うたびに
恥ずかしくなるんだ
今更だろう僕らに
答えはない
花束のように心を縛って
優しくなれた気がしていたんだ
枯らした意味を吊るした日々を
求めてしまった
忘れてしまったあの日のこと
花束のように心を縛って
優しくなれた気がしていた僕らは
花束のように心を縛って
恥ずかしくなる街並みを
塞がった日々を