どうして突然に
電話を
くれたの
どうして呼び捨てで
名前を
呼ぶの
みんな忘れていたわ
やっと忘れられたわ
愛したことさえ
青い砂時計
涙の
かけらが
乾いた音を立てて
不意に流れ出した 憎んでみたわ
どうして幸せと
今頃
聞いたの
どうして
昔より優しくするの
今思い出せるわ
だけど振り向
かないわ 気まぐれな声に
青い砂時計
それはいたずらな
懐かしさだけ
胸にそっとこぼ
れただけ
あなたの中の
私は
今でも
青い砂時計
涙のかけらが乾いた音を
残
しそっと時を止める 別れた日よりもっと遠くいる
そんなあなたを知ったことが悲しい