青い頃の僕らは無邪気さに守られたまま呼び合う名前と明日の約束それだけで世界は一つだと思えば分かり合えないことがいるし会えないことが一つ二つ増えてくその度に僕は信じ合えると期待することさえもやめてしまったずっと僕は僕らはそれぞれ別の世界を生きてる近づいたと思えば離れ離れに そう繰り返すたびAh 一人きりを思い知るんだ僕が僕らが それでも誰かを求めるのは孤独をただ素直に受け入れたまま生きていけるほど大人じゃないから教室の後ろに貼られた違う色で描かれた同じ景色たち僕らは誰もがそれぞれで違う 少しのズレもなく重なる言葉になる 描いている理想からどれだけ離れているかで測るような 愛に見せた一人よがりは生きすぎてない物ねだり確かめるたび嫌になって求めるたびに勝手になって失うたび臆病になった今より多くは望まないから今より遠くへは行かないでそうやって曖昧な距離を保つことが大人になることだと思い込んだ僕は僕は続くことから逃げてるだけで本当はただ今でもまだ信じたいんだずっと僕は僕らは誰もが別の世界を生きてるだから手を繋いでそう言葉を交わして一人きりで笑い合おうお互いに誤魔化し合うんだ会うんだ いつか いつかこの未熟な孤独に包まれて覚えた寂しさと痛みの分だけ優しくなれたら 人を信じられたらずっと僕も君も誰もが一人だ分かり合いたいと寄り添い合った心が震えるその時この世界は一つに見えた
