桜並木道
桜並木道で 僕は俯いて言える
通りを行き交う人は 上を向いて歩く
どうしていつもこうなんだろう
強い雨が僕を襲っても 花びらに埋もれてしまっても
何度せぬに押しつぶされても 首を伸ばし続けてんだよ
いつか遠くへ 風が運んだならば
ここから見える憧れの あの公園へ
桜並木道で ふとしたことに気付く
靴着も直す君が こっちを向いている
僕の傍には来なかったけど
些細なことで 楽しさを知り 生き甲斐を見つけたんだ
これがきっと出会いってやつだろう 明日もここを通るかな
いつか遠くへ 風が運んだならば
ここから見える憧れの あの子の家へ
思えば僕の脳みそってのは 単純なもんだな
ほんのちょっとのきっかけで 毎日が楽しくなってるよ
でも誰だってそうなんだ そうなんだ本当は
すべて物の見方次第だって 忘れてんだろう
そして僕を遠くへ 風が運んだならば
ここから見える憧れの あの子の家へ
どっか遠くへ 風に願いを込めて
ここから見える憧れの あの子の元へ
サクラ並木道に タンポポが咲いている
通りを行き交う人は 上を向いて歩く
ただそれだけのこと
さあ
