後ろの後ろ
暗闇に 爪を立てて
引き裂いた
雨垂れは
血のしずくとなって
散るのどこにも 帰る場所がないなら
この抜け瞳まで私の指に その指ごと連れてってあげる
はー はー 雨は晴れに ひとりずつ ひとりずつ 草を生かされる 微笑む
ほーよ
暗闇に 暗闇の 向こうの 向こうの
心の 鏡の中で ふぼめき伸ばしてくる
無数の手で さあ 誰かを ここへ
誘いなさい
お兄さんた
ちは
手の鳴る方へ どんなに苦手も 捕まえてあげる
I'm in my heartache 手のゆく手の中で 私の指に その指ごと連れてってあげる
君らしさに纏い 片隅の恋に
秋の鳥を もうできない
方へ どんなに苦手も 捕まえてあげる
日暮らしが見えて
今の道から 聞こえていた 声がもうない