君の部屋 君のドライヤー 君のベッド
そのどれもが君と私のものになった
寝る時だって 目が覚める時だって
君の目に映るのは私だけ
不安に思うことなんて ひとつもないはずなのに
顔も知らないし 名前も知らないっていうか
そんなの知りたくない
ここは君と私の城
誰も入ることなんて許されない
なのに なのに ねぇ バカになっちゃったのかしら
寝ても覚めても 顔は知らない
あの子の匂いは
消えないの
この部屋に一人でいると 自分が誰なのか
なんでここにいるのか 時々わからなくなる
この部屋で二人でいると 君が誰の目を見て話してるのか
時々わからなくなる
この男は今私のものだ
何も心配いらないじゃない
わかってる でもわからない
どうしようもないの
顔も知らないし 名前も知らないっていうか
そんなの知りたくない
ここは君と私の城
誰も入ることなんて許されない
だからお願い 誰も邪魔しないで
ただ二人抱き合ってたいの
二人でいたら もうきっと
誰も入る好きなんてないんだから
なのに なのに ねぇ バカになっちゃったのかしら
寝ても覚めても 顔は知らない
あの子の匂い こびりついた
消えないの
なんて嫌だ 何も知らない
それでもたくさん٩ ۶
