*・*・* 初音ミク
見慣れない夜道へと
一人飛び出した
自転車のランプだけが
闇照らす
路地裏の影を抜け
曲がり角の先
少女の姿をした
光を見た
彗星が
心に落ちた
胸を打ったのは感動だろうか
どうとも知らない言葉が
星の方が薄れる
少女模様へ消えゆき
瞬きに焼き付いたのは
まばゆい微笑みだけだった
記憶をなぞるように
全て投げ打った
あなたに会うための
宙を飛び出した
3年
彼方へと
連れ去ってくれ
想い出の海に沈むなら
いっそ遠い遠い空へ一緒に
あの日と変わらない
いつか他のあなたへと伝えたいことがあったのに
その一つも言えやしなくて
不思議な夢を見ていたのか
止まっていたのは僕の方だったのか
伸ばした指のその先
消えゆく彗星
彼方へと連れ去ってくれ
思い出の海に沈むならいっそ
遠い遠い空へ一緒に
十三度
年かけてやっと辿り着いた答え
一番大事なその一言
あなたに恋したとさえ言えず
あなたに恋したとさえ言えず
あなたに恋したとさえ言えず