届きそうで届かない
誰ももう踏み入らない
まるでそう月夜の庭
熱を帯びてるその日 しおれかけた心に
水と明かりと少しのいっぱいの
あげるつんでみたい
戻れなくても二人なら構わない
そうじゃない
今日は真夜中が
隠すあなたの憂いまで
わかりたい今じゃない
そうで掴めない誰のものにもならないあなたはそう月夜の庭
今日の月には特に静けさが似合うのに
歌とまた歌と少しざらついた冗談
この花に名付けてみてよ
唸れても笑わない
嘘じゃない
今日はひたむきに隠すあなたの孤独にも
触りたい今じゃない
言葉無機質な光
何もいらない
初めてのようで懐かしいような
あなたのぬくもりでした
つんで
みたい
月の光で咲く花を
今日は真夜中が隠すあなたの恨みまでわかりたい今じゃない
真夜中が暗くすあなたを朝日まで逸らいたい今じゃな ira