あれはもう過ぎた日の出来事
君といたあの季節
笑い話にはまだ程遠くて
捨てられない宛名のない手紙
どこからかもう冬の足音
色めく街のショーウィンドウ
道行く人は何故かよそよそしくて
凍えるね
モノクロの世界
ため息は行き場を
失ったまま
恋しくて
恋しくて
君の名を呼んだ
綿雪舞う空
帰らない思い
出は
白降り積もり 心の中に溶けてゆく
いつまでも君を離さないよと
強く抱きしめたけど
そんなにしたら私苦しいよって
現れたね
玉プラザ雪のバスに揺られ二人
どこへでも行ける気がしてた
時の流れを忘れてしまうほどに
見つめ合ったわ
切なくて 切なくて
追憶の季節を持て休んでみても
さんさんと降り注ぐ
淡い光が今
滲む涙で霞んでる
傷つけたくないと願うことで
君を傷つけてしまった
その過ちに胸が詰まるよ
今さら
綿雪舞う空
帰らない
思い出は常しえの冬を越えて
恋しく
て 恋しい
ほど
信じ合えたあの愛が嘘じゃないって思える
いつの間にか降り止んだ
雪の空は果てしなく広がっていた
振り返っちゃいけないんだね
君のいないこの道を
君のいないこの
道を