今夜だけきっと悲しいの明日になれば忘れられるようにため息ひとつ手のひらにそっとこぼれて風に消えた低く晴れた空 千切れた雲二つまるで明日からの二人ねと呟く海に向けた目は不意に軽いめまい愛想笑いの君 この胸突き落とすねえそっとほんのちょくと耳元で囁いてよ今夜だけきっと悲しいの明日になれば忘れられるようにため息ひとつ手のひらにそっとこぼれて風に消えたいつもなら君の瞳話しすぎて頬杖つくようなタイプじゃないくせに思わせぶりだね その腰つきやめて二人の隙間は身体じゃ埋まらない振り返るほど切なくてすれ違うほど分かり合えなくて今夜だけきっと悲しいのせめて今だけ思うままに今夜だけきっと悲しいの明日になれば忘れられるようにため息ひとつ手のひらにそっとこぼれて星になった