*・*・* 初音ミク
どんな感じだい? 夢と引き換えに勝てやんて
俺はごめんだよ クソがくだらねえ
ご主義ねえから欠席にまる
貧しさでこそ人は白状に染まる
当日家で唇を噛む
インスタで奴らが並んで笑う
あの頃となんも変わらんあいつら
疲れひねくれた俺の面
見比べりゃわかる 痛いほどわかる
いなくなったのは俺の方だ
やめるなら今だ
俺たちの名前がないフェスなんざ
大雨で飛んじまえクソったれ
汚ねえ 艶しい 腐ってく魂
ゴキブリの背中みたく黒光り
同じ人間なんて思えない
天才 化け物 妖怪の類
それさえ時代に淘汰されてく
その中で凡人どう生き残る?
俺なりに頑張った 必死こいた
恥もかいた 泣いたもがいた
全力尽くした
それと同時につかずく思う
なあ そんなことが一体なんだって言うんだよ
汗や努力なんて手やすく
否定する それが芸術
だからこそ美しい
文句なんてないよ あるはずがないだろ
自分にヘドが出るだけ
やめるなら今だ
もうやりきったよ そう言いながら
未練たらたらな 無様な姿
志 半ば去っていく
仲間の夢の屍にとどめを刺す
お前じゃ無理だ 優しすぎたんだ
欲深い奴ら以外は続かねえ
夢の残りが突き飛ぶ
ってやるから怖がらないで
こっちおいで
誰もが子供に戻られる場所だ
そう叫んでたライブハウスが
スタッフ募集に年齢制限
35歳以下で打ち切った
続けるだけじゃまるで意味はなく
あるはずの次のキャリアぶっ潰す
それが現実
なのにどこかで
それでもやれの声を待ってる
やめるなら今だ
その声 掻き消すため
ああああああああああああ
その時はアンドマだった俺たちが
リキッドソールドからゼップにやもん
止まったら死んじまうマグロと一緒
ついにブドウガンまでぶっ飛んだ
終焉後ステージ降りながら思う
やめるなら今だこれで終われたら
生涯残る拍手の余韻と共に
愛されたまま惜しまれてさよなら
そしたら次の人生始めよう
嫉妬心放り投げ音楽聴こう
ライバルの歌を腹から歌おう
そんで行け俺たちは友達に戻ろう
もう眉間に血は寄せないで
互いの悪いとこに並み合わないで
高校の時のあの時のノリで
二人で釣りでも行こう
アコギは置いてよっしゃお疲れさん
これにて解散そう告げようとした瞬間
ギターケースを背負ったお前が言う
なぁアスロ次の新曲はどうする
これは呪いか他人の類か
思わず笑うそしてカスカスの声を絞る
任しとけ明後日夕方いつものスタジオで
やめるなら今だやめるなら今だ
やめるなら今だやめるなら暇だ
やめるなら今だやめるなら暇だ
その声かつ消すあいつのギター
やめるなら今だやめるなら今だ
やめるなら今だやめるなら今だ
その声かつ消すため叫んでた
勝ち抜いたのか逃げ遅れたのか
本当のとこはわからないまま
やめるなら今だやめるなら今だ
その声かつ消すため叫んでた
やめるなら今だやめるなら今だ
その声かつ消すため叫むんだ
やめるなよまだやめるなよまだ
この声枯れるまでは叫べ!
ご視聴ありがとうございました