宵の明晶
手が届きそう
振り向けば すっかり青い夜
コンビナ塔が
瞬いていた
遥かな夕凪に
別れの言葉
投げかけた時
周り中
ぼやけて
海の中
耳を切るように ああ 風が鳴ってた
真冬の天亡体
口に出してはダメよ 見つけた流れ虫
遠く離れても 遠く離れても ずっと元気でいて
この
先
が 時々赤く灯るたび
照らされる
横顔
してあげたくて ああ できないことが
たくさん
まだあるのに
いつか
許してね
私を忘れる頃
宵の明晶
ふぅ どこへ行ったの 満天の
銀河にう
ずもれて
しばらくしたら ああ ライトつけて
カーブを降りて行きましょう