時計外すテーブルに 運ばれてきた琥珀色は
冷たくて ものうげて
白い泡に キスしながら
ドラキュラみたいに 蘇る
私だけの ハッピーアワー
あなたと雲隠れ するような余裕が
あなたなら 淋しさが
忍び込むのは ドアの鍵 開ける瞬間
卒業記念日が リマインドで届いた朝
二人をほどいて 一人を選んだこの道が
まだ不安で そんな弱音を今
吐けるくらい 強くなった
一年ごとに 更新された記念日は
育ってゆく
会えなくなる 人が増える
家族 友達 私自身
誰もとわって いられない
心のスペースには 限りがあるよね
これからは 悩みごと 棚下しして
好きなものだけ 並べるの
卒業記念日は 誰もおめでとうと言わない
リンゴ外した それだけのこと
街は今日も忙しい
グラスの向こう側 もしあなたが現れても
一年前とは違う私で 微笑むは大丈夫
店の隅で 売れ残ってた花
私を待ってた 最後のひとつ
神様がくれたアップデート
卒業記念日は 誰もおめでとうと言わない
リンゴを外した それだけのこと
街は今日も忙しい
少し赤くなった 頬を雪色に染めて
一年後また 会える私にメッセージ
大丈夫
ご視聴ありがとうございました