夏
のプール
冷たすぎて
心臓止まるかもって
恐る恐る 胸に当ててた
両手離してみ
たらきっと
なんだって 私はいつだって
何かを恐れて
恐れて
恐れて 走り出せ
埋もれそうだ
蹴り上げたその足に迷いなどもうないから
飛び出した
頭ひとつ
泣き虫も弱虫も顔を出す
その前に
から
転げ落ちて膝をすり抜いた夜
お風呂でぎゅっと傷抑えてた両手離してみたらきっと
どう
した
って私はいつだって何かをこらえて探し出せ
手探りでもためらってうつむいている暇はもうないから
放り出せ噛みつぶしてる
苦虫やシャクの虫舌を出すその前に
きっともっと秘められた力があるから
なんだ
って私はいつだって何
かを求めて
動き出すこの世界が狭くても広くてもどこへでも
行けるから
走り出せ埋もれそうだ
蹴り上げたその足に迷いなどもうないから
さらけ出せ気持ち全部
臆病虫はおじゃま虫顔を出すその前に