桜色舞う頃 私は一人
抑えきれぬ胸に 立ち尽くしてた
若葉色も揺れば 想い溢れて
全てを見失い あなたへ流れた
めぐる霧たちだけが 二人を見ていたの
ひとところには 留まれないと そっと教えながら
枯葉色染めてく あなたの隣
移ろいゆく日々が 愛へと変わるの
どうか木々たちだけは この想いを守って
もう一度だけ 二人の上で そっと葉を揺らして
やがて時は二人を どこへ運んでゆくの
ただひとつだけ 確かな今を そっと抱きしめていた
雪化粧まとえば 想いはぐれて
足跡も消してく 大人きいたずら
どうか木々たちだけは この想いを守って
永遠の中 二人とどめて ここに生き続けて
めぐる霧たちだけが 二人を見ていたの
ひとところには 留まれないと そっと教えながら
桜色舞う頃 私はひとり
あなたへの想いを 噛みしめたまま
