打たぬような汗を拭いて
抱きあった後には
冷えた部屋の隅で少し眠りに落ちたいの
ちょっと
腕を
貸して
知ってたん
まぶた閉じて冷やりした夢を見たいから
窓の下の街は今日も
嫌なくらい
熱い氷を挟んだ唇
どこか映画みたくずっと
あなたとぶた
こんな姿やらしね
外は真昼だわ
翼のない天使のように
落ちてゆくだけ
頭の中白くなってく
夕暮れに起き出してゆく
薄いシャツ羽織って香水を首筋につけ
暇な子にテレフォンコール私今から遊びに行くあの街角あてもないけれど
翼のない天使のように
に軽なままで好きなように生きてるだけの