手を繋ぐほど
若くないから
あなたのシャツの
肘のあたりを
つまんで歩いていたの
道行く人と
す
れ違う時
二人いつから
付き合ってる
中に見られるかしら
もしも新
しいこの巡り合いが
傷跡をもう一つ増やすことになろうとも
勇気を出して打ち上げてみた
昔の恋をさりげなく聞く
あなたは冷たい人
ほどに
寄せた車の中に
今夜二人で旅立つための小さな荷物がある
私はもうすぐ不幸になりそう
一生の時間があまりに楽しく早く過ぎるから
そのことはわ
からないけど
ずっと愛して
いてくれない
あなたは冷たい人
あなたは冷たい人