*・*・* 初音ミク
君は自分が何かと問うたことがあるか
自分探しが流行りだそうだ
おそらく時折考えたりもするだろう
けれども自分探しとは持ち物の中で
揺るぎない自分と言えるものを
見出すこと それは結局
玉ねぎの皮むきに似て
最後まで行けば 欠くも信もない
甲斐ない作業 とろに終わる
昔ある偉い人の画期的発言を
思うゆえに我あり
それが唯一疑いようのないことと
唯一考えることで自分があるのだ
存在するのだと 言えるのだと
けれどもこれも疑えること
知ることや感じることを
考えることと差別できるのか
肉体無視で言えるかどうか
我思う時に我なし
君思うゆえに我あり
君思うゆえに我あり
君思うゆえに我あり
さても自分の規定とまず認めるべきは
知覚感覚それと肉体
思考や才能などの能力をしなべて
束ねて自分の素材としてみよう
俺らの相対を素材として
生み出すもの作り出すもの
自分とはもともとそれと
見出せはせず探し出せもせず
作るものだと了解しよう
さああれ人はいかにして自分の存在を
独立体と知るのだろうか
個体の認識他者なくしてはなし得ない
他者との区別で初めて意識する
他人あってこその
自分である
さらに言おう自己の命の
蠢きも人の瞳の
お移りの中にようやく始めて
浮かび立つもの成り立つものと
我思う時に我なし
君思うゆえに我あり
我思う時に我なし
君思うゆえに我あり
我なしsy
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