もう夏メロウさと 淋しく言いながら
ラジオが一年前の
あの歌を流す
うん
どろに浮かぶ あなたの思い出に
耳を澄ますと 後ろ姿が見えてくる
愛することは
抱かれる
こと そんな背伸びに ときめいた日々
遊びにおいでと
誘われたけど
二人はとうとう
結ばれなかった
まだ覚えてくれてますか 今 あなたともう一度
もう一度出会
いたい
窓
ガラスつかむ 雫を覆いながら
嵐が好きだと言った
あの声を聞くの
誕
生日に持った シルバーのピアスは
引き出しの隅で 夢を
待ちながら眠ってる
愛することは
抱かれること そんな背伸びに ときめいた日々
あなたはいい人 それとも意地悪
幸せになるよと
つぶやいて消えた
もう誰かに決めたのですか
私もうすぐ十九を
もうすぐ迎えます
まだ覚えてくれてますか 今 あなたともう一度
もう一度出会いたい