泣いて昔が帰るなら
なんで愚痴など言うものか
花の
命は一度だけ
気休めは
何もかもおしまいなんだ
でもさ、
私にはわかったのさ
どんなに男を憎んだって
女は女、
女一人じゃ暮らせないってことがさ
語り歩いてしみじみそう思ったんだよ
私だって女だものね
夢も見ました、
恋もした
偽を誓った人もいた
ハリスさんも死んだ、
ツルさんも死んだ今度は私の番なんだ
今の私は花の開いたシャミセンみたいなものなんだ
どんなにつくろってみたってもう昔の根なんか出やしない
お酒だよ、
お酒をくれ
つ
らい浮世の五十裏で
毒と知りつつ飲むお酒
しおだ港のお月さま