野平寺の駅を後にして
駅停車で
大港
泣いて
泣いて
泣いて
泣いて
別れたあなたの影が
ついてくる
憎さ愛しさ切なさの
思い出
抱きしめしもきたひとり
解かぬ
愛の
泣き殻は
心の
傷跡
夢の跡
どこに
どこに どこに どこに
捨てたら
忘れる
ことが
できますか
風は北風
紡じ風
川
内下風呂
下きたひとり
かもめが市はふるえてる
砂浜
海岸
庭の影
庭の影
あなた あなた あ
なた あなた
欲しがる
引き分け悪い
私です
明日は
どの道 どの岬
どこまで行っても
しもきたひとり