あわてて飛び込む 銀行が閉まる ギリギリ3分前
新品お札を割り切れない数3枚用意した
みんなどれくらい包むのかしら それとなく電話で確認
鶴亀 松竹 梅飾り残し ウギ袋に入れる
主役は自分じゃないってことなど わかっているけれど
やっぱりこの前と同じ 服着てけない乙女心
お祝いスピーチ引き受けちゃったの 今から緊張してる
褒める話より内緒の話よ 本当は言っちゃいたい
ハッピーウェディングを幸せに
ハッピーウェディングを幸せに
受付済ませて苦手な筆字で 訪問帳書けば
お祝い挨拶長そうな おじさまたちもやってきた
銀行転がす
門付き旗目と白の 銀行転がす
奥姿のふたりお出迎えしてる
あまりの変化に 私の声もオクターブ高くなる
この段階ですでに 涙目の繊細なタイプから
お料理と独身男性 チームが気になる子もいたり
親友 悪友 親戚関係 職場の上司に同僚
今日この日だけの顔合わせでさ いよいよ始まった
ハッピーウェディの幸せに
ハッピーウェディの幸せに
学歴慣れ覚めご祝辞乗り越え
ついに来たよ乾杯
最初の共同作業のケーキカットも
無事に成功
お色な恩師にフラッシュと拍手で
縁も竹縄になれば
カラオケで鍛えた実力見せる
これもまた披露宴
私のスピーチに
狙いは外れて違うとこが受けた
ほっと一息でやっと
お料理の味など噛み締めた
なぜだか今頃いろんな思い出
切なくよぎってくるの
あの頃の悩みの電話は
彼女と私だけの秘密
花束ぞっていご両親の
涙の意味を忘れぬように
幸せにしますとか
彼は誓って
悔しいほどのキスを決めた
ハッピーウェディの幸せに
ハッピーウェディの幸せに
ハッピーウェディ
お幸せに
ハッピーウェディの幸せに
ハッピーウェディの幸せに
ハッピーウェディの幸せに
ハッピーウェディの幸せに