夜の空から
音もなく震うよ
無数の息吹が大地を覆う
例えば遥か昔のこと
黄色い大河に現れた
言葉も知らぬ生き物は
永久と無限の知恵を得た
遠ざかる夢にオイスがあるうつうつ
天は語らず人々は仰ぐ
例えば遠い記憶の外
赤土と水の一筋は
ひたすら種の一粒がある
水林とある日を待ち続けた
彼は空を見上げてた
兆しを感じてた
空を見上げては何をすべきか問った
例えば広がる砂漠にも
巨石を運ぶ人々に
風に舞う砂は語りかけた
映画は必ず滅ぶものと
人は空を見上げては食いて涙するよ
人は空を見上げて
は愚か
さを恥じるよ
人は空を見上げては迷い
を深めるよ
いつか空を見上げれば微かに導くよ