残酷な夢を見たんだ
涙で目覚めてしまう
もう会えない君への想いを抱えたまま
心に刺さった 欠片は 痛みを肌に留まった
この季節をずっと脱げ出せない
何度でも
何度でも呼んだのは
愛しい君の名前
この手に触れたのは
幻
何も見えない もう何も聞こえない
君がいない世界じゃ意味がない
あの日くれた温もりを探し続けている
涙のない痛みの中 奇跡を信じてしまうの
会えない君とは思い出が溢れ出す
壊れた時計が道端に捨てられている
止まった針よどうか動いてと祈った
どうしても
最後の後ろ姿
焼き付いて消えないんだ
君の声を聞いたのは
幻
嘘でもいい 歪でも構わない
君がいなきゃ生きてる意味がない
傷だらけの指先はどこにも届かない もう何もいらないから
もう一度 もう一度 抱きしめられたなら
雪の中に消えたのは幻
何もできない もう何もわからない
君がいない世界じゃ意味がない
傷だらけでボロボロで探し続けて
伸ばした手に触れたのは
幻
呼び続ける声が雪に飲まれていく