何度も振り返った
優しい背中 遠くなってゆく
目指すゲートの先は
乗客待ちの白いエアプレイン
人にまみれ
途切れ途切れの
後ろ姿消えた
痛いほど
手すりから乗り出し あなた探
すけど
もう何も見えない あの窓の向こう
きっと見てるわ
送迎デッキに佇む私を
泣かない約束など
こんなに遠くじゃバレるわけないね
滑り
出した滑走路には
二人生きた奇跡
スピードを上げながら燃え尽き
走り抜けてゆく
そして
空に浮く瞬間
想い出になった
空を舞う飛行機が旋回してる
二人の想い出をリムレインさせて
出会った若い夏 今も忘れない
初めて愛した人があなたでよかった
ちぎれると思うほど手を振る
愛した分だけ