昔銀幕のスターは
生まれながらのスターだった
誰も知らないところに住み
会えるのはスクイーンの中だけ
だけど時代はずいぶん流れたね
今じゃ隣のちょっと可愛いあの子が
次の日にはもうスターだって
もてはやされてる
あんたのようなやり方は
頼らないと誰かが笑う
いつまでもそんな風に
不器用じゃ話にならない
東へ西へ左へ右へ
どこへでもそんな時代さ
答えはすぐに出るもんだ
誰だってその方がいいに決まってる
なんか違うように思う
でも全て時代のせいにできるほど若くはなく
諦め悟ってしまうほど生きているわけでもなく
自分を探してみたくてやっと今
一歩目
誰のようでもなく誰のためでもなく誰にも似ていない
nobody
恨むほど嘆くほどそれほど悪い世の中じゃないとになれて不思議はないけど若すぎる激しさの行き場所がない
わかっているわかっているわかりすぎるほどわかっている
でも今日も日々に追われだから人間って愛しいもの
小さな花と諦めるな何もできないと決めつけるな
例えどんなわずかなことも誇りにできる力を持て
あんたはまだ若いなどと卑怯な逃げ方をするな
時代を変えてゆくものがあるとすればそれはきっと名もない青春たち
流されていったとしても何かに立ち向かっていても全ての人生を包むように時は流れる
たかが二十歳されど二十歳今が今しかないように私は世界でたった一人の私でありたい
誰のようでもなく誰のためでもなく誰にも似ていない
